袋の印刷方式比較|グラビア vs デジタル印刷 どっちが得?
【印刷知識】袋の印刷方式比較|グラビア vs デジタル印刷 どっちが得?
2025.02.25 | #印刷知識 #印刷
リード文
「パッケージを製造したいけれど、どの印刷方式を選べばいいかわからない」
グラビア印刷とデジタル印刷。どちらもパッケージ印刷で一般的ですが、それぞれに特徴があり、適したシーンが異なります。「大量生産ならグラビア?」「小ロットならデジタル?」といった疑問は、パッケージ製造を検討する多くの事業者が抱えるものです。
この記事では、グラビア印刷とデジタル印刷の特徴を、コスト・品質・納期の観点から比較し、最適な選び方を解説します。お客様のニーズに合った印刷方式が見つかります。

目次
1. 印刷方式の基本
パッケージ印刷の主な方式
| 方式 | 仕組み | 版の要否 |
|---|---|---|
| グラビア印刷 | 凹版(くぼんだ版)を使用 | 必要 |
| デジタル印刷 | データから直接印刷 | 不要 |
| フレキソ印刷 | 凸版(隆起した版)を使用 | 必要 |
Package-Labで対応している方式
Package-Labでは、以下の2つの印刷方式を提供しています。
- デジタル印刷: 300Mから製造可能な小ロット向け
- グラビア印刷: 6,000M以上の大量生産向け(提携工場)
2. グラビア印刷の特徴
グラビア印刷(Gravure Printing)は、凹版を使用する代表的な印刷方式です。
仕組み
- シリンダー(版筒)に凹凸を刻印
- 凹部にインキを充填
- 余分なインキを拭き取り
- 被印刷体に転写
メリット
| メリット | 説明 |
|---|---|
| 大量生産に適している | 一度版を作れば高速印刷が可能 |
| 単価が安い | 数万単位では圧倒的にコスト安 |
| 鮮明な色再現 | グラデーションも美しく表現 |
| 多色対応 | 10色以上の多色印刷も可能 |
デメリット
| デメリット | 説明 |
|---|---|
| 初期費用が高い | 版代(数万〜数十万円)がかかる |
| 納期が長い | 版作成に1〜2週間程度 |
| 小ロットには不向き | 数千個以下ではコスパが悪い |
| 変更が困難 | デザイン変更には再版が必要 |
適した用途
- 大量生産(1万個以上)
- デザインが固定された商品
- 長期的な販売計画がある商品
3. デジタル印刷の特徴
デジタル印刷(Digital Printing)は、データから直接印刷する方式です。
仕組み
- デザインデータをRIP(Raster Image Processor)で処理
- インクジェットヘッドから直接インキを噴射
- 被印刷体に印刷
メリット
| メリット | 説明 |
|---|---|
| 版不要 | 初期費用がかからない |
| 300Mから製造可能 | 小ロット・単品製造ができる |
| 納期28日 | 比較的短納期で納品可能 |
| データ変更が容易 | デザインの修正がすぐ反映可能 |
| 可変印刷対応 | 1枚ごとに異なる印刷も可能 |
デメリット
| デメリット | 説明 |
|---|---|
| 大量生産では単価が高い | 数千単位以上ではグラビアより高く |
| 色再現の限界 | 特殊色(蛍光色など)の再現は困難 |
| 印刷速度 | グラビアに比べると遅い |
適した用途
- 小ロット(1〜5,000個)
- テスト販売・トライアル
- 多品種少量生産
- 頻繁にデザインを変更する商品
4. コスト・品質・納期の比較
コスト比較
数量別のコストイメージを比較します。
| 数量 | デジタル印刷 | グラビア印刷 | お得な方 |
|---|---|---|---|
| 300M | ○ | ×(版代で高額) | デジタル |
| 1,000M | ○ | × | デジタル |
| 3,000M | ○ | △ | デジタル |
| 6,000M | △ | ○ | 同程度 |
| 10,000M | × | ○ | グラビア |
| 30,000M | × | ◎ | グラビア |
※版代: グラビア印刷の版代は、1色あたり約35,000円が目安です。
品質比較
| 項目 | デジタル印刷 | グラビア印刷 |
|---|---|---|
| 色再現性 | ○ 良好 | ◎ 優れる |
| グラデーション | ○ 良好 | ◎ 優れる |
| 鮮明さ | ○ 良好 | ◎ 優れる |
| 均一性 | ○ 良好 | ◎ 優れる |
| 特殊色対応 | △ 困難 | ○ 可能 |
※最新のデジタル印刷機では、グラビアに近い品質を実現しています。
納期比較
| 項目 | デジタル印刷 | グラビア印刷 |
|---|---|---|
| 版作成期間 | 不要 | 1〜2週間 |
| 納期 | 28日 | 約1.5ヶ月(約45日) |
| デザイン変更 | 即座に反映 | 再版が必要(1〜2週間) |
5. 選び方ガイド
選定フローチャート
以下の質問に答えていくことで、最適な印刷方式が見つかります。
Q1. 製造数量は?
- 〜6,000M → デジタル印刷
- 6,000M前後 → 比較検討
- 6,000M以上 → グラビア印刷
Q2. 納期は?
- 2週間以内 → デジタル印刷
- 1ヶ月以上 → グラビア印刷
Q3. デザイン変更の予定は?
- 頻繁に変更する → デジタル印刷
- 固定デザイン → グラビア印刷
Q4. 初期予算は?
- 最低限に抑えたい → デジタル印刷
- 長期的なコストダウン → グラビア印刷
Package-Labの推奨
| シーン | 推奨方式 | 理由 |
|---|---|---|
| 新商品のテスト販売 | デジタル印刷 | 小ロット・短納期でリスク低減 |
| クラウドファンディング | デジタル印刷 | 応援販売特典に最適 |
| 定期購入商品 | デジタル印刷 | 期間限定デザインも容易 |
| 既存商品の大量発注 | グラビア印刷 | コストパフォーマンス最大化 |
| 季節限定商品 | デジタル印刷 | 小ロット・多品種に対応 |
6. まとめ
グラビア印刷とデジタル印刷、それぞれに最適な用途があります。
ポイントをおさらい:
- 小ロット(〜6,000M): デジタル印刷が有利
- 大量生産(6,000M〜): グラビア印刷が有利
- 短納期: デジタル印刷(28日)
- デザイン変更の頻度: デジタル印刷
Package-Labでは、お客様のニーズに合わせて最適な印刷方式をご提案します。まずはスマート見積りで、条件を入力してみてください。
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よくある質問
Q: グラビアとデジタル印刷、どっちが得?
A: 6,000枚未満ならデジタル印刷が圧倒的に安く、6,000枚以上ならグラビア印刷がコスト優位になります。ただし、20,000枚〜30,000枚は価格が逆転する境界域です。
Q: 版代はかかりますか?
A: デジタル印刷は版代0円です。グラビア印刷は版代として12万円程度(4色×3万円/色)かかります。
Q: 品質に違いは?
A: グラビア印刷が最も色再現性に優れますが、最新のデジタル印刷機はグラビアに迫る品質を実現しています。
Q: 納期はどのくらい?
A: デジタル印刷は最短21日、平均28日。グラビア印刷は30〜45日かかります。
Q: デザイン変更はできますか?
A: デジタル印刷は容易にデザイン変更可能です。グラビア印刷は版の作り直しが必要で、追加費用がかかります。
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